Features sculpture

彫刻像タトゥーの世界。

 

タトゥージャンルにおいて彫刻像という分野があることをご存知でしょうか?彫刻像はデッサンなどの題材に用いられるイメージが強いと思いますが、神話や宗教的な思想を表現していることからタトゥーの世界でも大変人気があり、海外ではひとつのジャンルとして画一され。今もっともホットなシーンとして世界中で親しまれています。主にブラックアンドグレー、チカーノスタイル、リアリスティックと呼ばれるタトゥージャンルに含まれる事が多く、Sculpture・Statue(彫刻)tattooと表記されます。そんな彫刻の中から今回はもっとも人気のある3体の彫刻をご紹介。

2018.1.01  CULTURE

タトゥーシーンで人気のある世界の石膏像

 
 
pieta
 

ピエタ(Pieta)

 

イタリア国内にある小さな国家バチカン。カトリックの総本山であるバチカンのサン・ピエトロ大聖堂にある、ミケランジェロ作「ピエタ」はミケランジェロの彫刻作品の中でもダビデ像と並ぶ最高傑作であり、他の聖母マリア像と比べて群を抜いて評価されている彫刻です。イエス・キリストの亡骸を抱きながら悲嘆に暮れる聖母マリアを題材とした「ピエタ」とは日本語で「慈悲・慈愛」
 
哀しみに暮れるマリア様の顔をアップにした構図で肩や腕に彫られる方が多く、中には全体像を背中一面に彫られる方もいます。カトリックでは赤い薔薇は聖母マリアの象徴とされ、薔薇や白鳩など他のタトゥーデザインとの組み合わせも良く、世界中でもっとも人気のある図案です。

  
 
 
 
lucifer sculpture
 
 

堕天使ルシファー

 

ロンドンのセント・ポール大聖堂にあるGuillaume Geefs作の石膏像「堕天使ルシファー」ルシファーは、サタンと同一視され悪魔界の長ですが、元々は天使界の長であり神から最も愛されていた天使の一人。大天使ルシファーは神に不満を抱き、仲間を引き抜き反旗を翻しますが大天使ミカエルとの戦いに敗れ、地へと堕天。そこに地獄を作り悪魔界の長となったのが堕天使ルシファー。地獄の王サタンとなるまでの名前がルシファーであるとされる。※フランス語ではルシフェル

一説では大天使ミカエルと兄弟であったとも言われ、左右の肩に悪魔長と天使長を対で彫ったり、天界での戦いをテーマにモチーフを選んで腕一本スリーブで仕上げるのもオススメです。

 
 
 
 
St.michael
 

大天使ミカエル

 

フランス、パリのサン・ミッシェルの噴水にある、Francisque-Joseph Duret作の石膏像「大天使ミカエル」は、3大天使、4大天使、7大天使の中のひとりであり、神が最初に創った最強、最重要な熾天使(してんし)に位置づけられた存在でした。ミカエルという名前の由来も「神に似たもの」にあたるようです。大天使達のリーダー的存在であり指揮を執っていたミカエルには様々な伝記があり。最も有名な話が堕天使ルシファーと戦い退治し、地獄へ落としたとして知られています。その他にも、フランスの農夫の娘であった頃のジャンヌ・ダルクに神の啓示を与え、戦士へ導いたとも言われています。その後ジャンヌ・ダルクは百年戦争において見事イギリス軍から勝利を収める。
 
また、死者を冥界に導く役割も担っており、宗教画「最後の審判」にてキリストの元に立ち死者の魂を秤にかけている姿が描かれています。様々なアーティストが彫刻や絵画作品を残されている大天使ミカエル。その中からお気に入りを見つけてタトゥーモチーフの題材にするのもオススメです!
 

 
 

RELATED ARTICLES